2024年12月6日金曜日

世界に一枚だけの卒業証書

 11月26日(火)に、青谷因州和紙の生産者の方々にお世話になり、6年生は、卒業証書漉きを行いました。

3年生のときのふるさと学習で和紙を漉いたことのある子どもたち。

前回と同じサイズとはいえ、今回は卒業証書!ということで、少々緊張した面持ちで臨みました。

青谷小学校の卒業証書には校章の「透かし」が入っているため、通常の和紙漉きよりも難しいとのこと。

みんなゆっくりていねいに、作業を進めていきました。

また、卒業式まであと70日を切ったということもあり、卒業や進学に思いを馳せながら、証書を漉きました。

【児童の感想です】

★見かけによらず、重いのかな…。

やっぱり、軽いのかな…。

こうぞのせんいがとけた水をすくってみると…重っ!

水なのに、なんでこんなに重いの?

見てた時も全然水がぬけてなかったし、やっぱりせんいであんまり流れないのかな?

苦労したものを卒業のときにもらえるなんていいな。すっごくいいな。                                                                         (T児)

★水を吸い終わってローラーで伸ばし、次は鉄板だ。

ここで事件は起こる。

Kさんが「あっ!」と言った。

その様子を見て私は「お願いだから、破れていませんように。」と願っていた。

しかし、願いは叶わず、少しだけビリッと破れていた。

一発で成功させようと思っていたのに。簡単じゃないよな。

そして、2回目。「今度はもう失敗しませんように。」そう願った。

2回目はビリッと言わなかったら成功だった。

自分の卒業証書を自分ですけるって、いい経験ができてよかった。

自分の名前が入った証書を早く見たいな。

(N児)                                           

★ぼくは、絶対にきれいな証書をつくるぞ!と思っていた。

しかし、いざやってみると、とても難しい。

証書を鉄板からはがす作業が始まった。

ここからが苦難の連続だった。

1回目、力を入れ過ぎて青小の校章が取れてしまった。

そして2回目。

やっぱり校章がついてしまう。

3回目も「もうやめて~。」と思いながらはがして見ると、証書が引っ付いていた。

そして、4回目。

今度こそはと思い、めくったらスムーズにはがれ、やっと成功した。

大変だったけど、いい卒業証書ができた。                                                                        (S児)